さて、2008年6月14日に「無料でアドエス開発どこまでできるか。」なるエントリが投稿されている。それから約7ヶ月11日の沈黙を破り、とうとうWindows Mobile開発が戻ってきた。全然関係ないけどDEODEOでWillcom 03触ってきたけどめちゃくちゃ期待していたイルミネーションキーがめちゃくちゃ使いづらくてもう良いやアドエスに変えた時あれが出そうだったタイミングだったのでアドエスがセレクトバリューで二年縛りの端末無料になったのでラッキーだった良かった良かった。

アドエスのOSはWindows Mobile 6 Classicというもので、PPCの流れをくむものだという。流れは大体以下の通りらしい。
・PDA系:PocketPC 2003→Windows Mobile 5.0 PocketPC→Windows Mobile 6 Classic(アドエスはこれ)
・タッチパネル付き携帯電話系:PocketPC 2003 for Smartphone→Windows Mobile 5.0 PocketPC for Smartphone→Windows Mobile 6 Professional
・タッチパネル無し携帯電話系:Smartphone 2003→Windows Mobile 5.0 Smartphone→Windows Mobile 6 Standard

上の例で分かる通り、Windows Mobile 6 ClassicというPDAにPHS機能がついたものそれがアドエスだ。

無料開発ツール
・ネイティブ開発:eMbedded Visual C++4.0+SP4+Pocket PC 2003 SDK+Pocket PC 2003 Second Edition Emulator JPN
 これらはさくさく入るので特に解説はしない。XP SP2以降だとboot.iniをちょっといじらないといけないが。またVistaだと動かないかも知れないがその場合はVMWareでXPを動かせば良いだろう。PPC2003SE VGAエミュは縦だと全然画面に入らないのでスキンは自作したいところ。
 eVC++4.0+PPC2003SDKだとActiveSyncで接続された端末へのファイル転送、プログラム実行ができるので、後述するMicrosoft Device Emulator 3.0上のWindows Mobile 6エミュで即実行あわよくばデバッグまでできるのではと思ったけどあまりうまくいっていない。F7でのファイル転送はできるがF5での転送即実行ができない。

・.Net Compact Framework開発:Visual [C#|Basic] 2005 Express Edition+.Net Compact Framework 2.0+Windows Mobile (5.0|6) SDKを直接解凍したものの中に入っているアセンブリDLL
 この構成でなんとか開発できなくもないレベル。同じくMicrosoft Device Emulator 3.0日本語版+Windows Mobile (5.0|6)の日本語エミュレーターを直接解凍したものを使う事でパソコン上である程度の動作確認ができる。

 ところで、Pocket PC 2003のエミュレータはx86エミュレータだが、Microsoft Device EmulatorはARMデバイスエミュレータだ。つまり、アドエスと同じバイナリが動作する。さらにデバイスエミュレータマネージャでパソコンとのActiveSync接続まで仮想的に行う事ができる。スグレモノだ。