前回CUPSでキヤノンのiP4600をセットアップしてほくほく顔だったあんもちさんは、今日久々に印刷をしてみた。・・・・ジョブは投入されるけどプリンターが反応してない。あらかじめプリンターの電源を入れておいてもだめ。lpr.cupsコマンドとかでジョブはしっかり認識されているけど、どうにも印刷してくれない。

断念してVMware Server 2.0.2の何かのゲストWindowsでできないか模索。結論から言うとあっさりできた(? まだ予断は許されない)。これにはVMware Server WebAccess(Tomcatの奴)が必要。VMware Server WebAccessでログインし、目的のゲストOSを起動する。するとツールバーのところにUSBのアイコンが出るのでそれをクリックしてホストOSで認識されているUSB機器一覧が出るのでiP4600にチェックを入れる。この後は、ゲストを電源オフにしても、ホストを再起動しても、ゲストWindowsが起動している時には自動的にゲストWindowsがiP4600をつかむようになった。しばらくはこれで運用してみるばい。ほくほく。
でも、つかみっぱになるんだったら別に電源オフの状態でもつかませてくれても良さそうなものじゃが・・・・電源を入れないとつかむためのボタンが現れないというのも若干意地悪ぽいね。

ついでに、以前WindowsゲストでもVMware Toolsは入れずにVMware Guest Device Driversだけ入れたという話をしたが、そのやり方はどうすんのと聞かれたので簡単な手順を書いておく。
まず、最新版のWindowsゲスト用VMware ToolsのCDイメージ(isoファイル)を入手する。これはVMware Player 3.1をインストールするなりURL直打ちするなり(これはあまりよろしくないかも)でダウンロードすれば合法的にゲットできる(2011年6月12日現在で最新のVMware Toolsは多分VMware Workstation7.1.4に含まれるのでこれでゲットしても良い)。
さて、お次にAlchol52%とかでマウントして中身を覗いてみる。もちろん7z.exe(お勧め)とかWinImageとかWinRARとかでおもむろにISOを解凍してもよし、LinuxとかのOSでloopマウントしてもよし。お目当てはCDのルートにあるVMware Tools64.msiとVMware Tools.msiの2つだ。仮想CDドライブがV:とすると、コマンドプロンプトで

C:\> msiexec /a "V:\VMware Tools64.msi"

とするとインストールせずに解凍だけできる。ターゲットは規定でD:になっているようなので、これをC:\tmp\vmwareとかにして次へ進む。すると解凍が完了するので、Common64の中のvideoドライバーとかvideo_wddmドライバーとかProgram Files\Driversの中のvmmouseドライバーとか入手しよう。
ところで、自動インストールでは、例えばvmmouseなら標準PS/2マウスの方がより適合しているとWindowsが判断してインストールしてくれないため、手動インストールを行おう。
最後に画面のプロパティーのトラブルシューティングとか詳細とかあのあたりでハードウェアアクセラレーションを最大に変更する。
ゲストのWindowsが32ビットの場合はVMware Tools.msiで同じ作業を行う。