事情があって家ではVMware Workstation 6.0を使っている。2ライセンスあってメインデスクトップ(通称チーズバーガーパソコン)とメインノート(通称レッツノート)。で、自宅サーバーを最近とうとうVMware Server 2.0.2 on CentOS 5.3からVMware vSphere ESXi Hypervisor 5.1に変えたのだが、リモートコンソールがつながらないのだ。より正確に云うとリモートコンソール(vmware-vmrc.exe)がサーバ側を見に行ってすらないようだ。VMware vSphereでは、クライアントとサーバはインベントリやVM設定のやりとりは443番で通信し、リモートコンソールは902番を使う。クライアントからサーバの902に行こうともせず真黒な画面のままになるのである。ネットを調べてもこんな事例ひとっつもない。という事で自分で調べるしかない。環境をあれこれ変えた結果、VMware Workstation 6.0と同時に入れているのが悪さをしてそうだという事になった。
で、メインデスクトップはVMware Workstation 6.0で色々しないといけないことがあるのでアンインストールできない。vSphere ClientでVMの設定、コンソールはVNC接続する事で対処した。

remotedisplay.vnc.enabled = true
remotedisplay.vnc.port = 5900
remotedisplay.vnc.keymap = jp

remotedisplay.vnc.passwordというパラメータもあるがVNCパスワードが不要なら行ごと要らない。後はファイアウォールの設定で「VMシリアルポートはネットワークに接続されます」を有効にする。

メインノートの方はメモリが768MBしかなく、あまり使い道もないのでVMware Workstation 6.0をアンインストールしてしまった。これで一応なんとか家にvSphere環境を整える事ができてめでたしめでたし。
ちなみに冒頭に書いた事情というのは、パソコンが古すぎてVMware Workstation 6.5以上だとまともにVMが起動できないという極めて対処が困難な問題なのだ(まだ動くのに買い替えるなんてもったいない)。