F-12D らくらくスマホで擬似WIFIテザリング
さて、中古屋さんで買ったNTT docomo F-12D らくらくスマホ。
「アプリを作る時にはこういう端末を使ってる人の事も考慮してこそプロってもんよ」とドヤ顔で買ったはいいもののそもそもアプリを入れられない上にGoogleのサービスも使えないと買った後で知って鬱になっていたが、買っちまった以上意地でも何かに使いたい。
という事で楽天SIMを挿してテザリングできるように、すなわちモバイルWIFIルーターにしてやろうと。名づけてF-12D らくらくスマホ ポケットWIFI化計画。と言っても何か凄い改造をする訳ではなくって普通にテザリングアプリを入れるだけだ。
とりあえずその辺にいくらでも転がっているF-12D root化ツールでrootを奪取したが別に要らなかったかもしれない。
Open Garden WiFi Tether Ver.2.2.8というアプリのapkを入手する。
F-12Dを設定→その他→開発者向けオプションのUSBデバッグをオンにする。
F-12DをAndroid SDKが入ったパソコンにUSBでつなぎ、パソコンのコマンドプロンプトで
C:\> adb install og.android.tether.apk
でインストール。og.android.tether.apkはテザリングアプリのファイル名だ。
そうするとF-12Dのホーム画面の一番下にその他というカテゴリーができてその中にOpenGardenというアイコンがあるのでそれをタップして設定してテザリングを開始すると普通にテザリングが出来た。
もちろんF-12Dには楽天LTEのSIMを挿してAPNの設定を行っている。
楽天LTEのSIMエントリープラスプランで月々1000円のモバイルWIFIルーターが出来た。
まぁ速度は出ないだろうがそれはこの値段を考えると仕方ないだろう。
F-12D単体でもインターネットや地図を見る事もできるのでとりあえずこれで運用してみる。
ちなみにこの後Gmail、Googleアカウントから電話帳を取ってくる、日本語入力をGoogle日本語入力にできるようにするというのをやったが、合法かどうか分からないので詳しい手順は割愛する。
まず、Gmailと連絡先の同期はAndroid 4.0.3のほかの端末からGmail.apk、GoogleBackupTransport.apk、GoogleContactsSyncAdapter.apk、GoogleLoginService.apk、GoogleServicesFramework.apkを取ってきてF-12Dにインストール。
日本語入力はOpenGardenと同じくGoogle Playから最新のapkを取ってきてインストール。
ここまででGmailとGoogle日本語入力を使えるようになったが、これだとGmailを起動した時に一つだけGoogleアカウントを登録できるが、その後そのアカウントを削除できないし2つ以上のアカウントを登録できない。これはこのマシンにアカウントと同期という設定画面を呼び出す術が無いからだ。
同様にGoogle日本語入力の設定画面を開いた時にIMEをGoogle日本語入力に変えるチャンスはあるがそれを元に戻すチャンスが無い。言語と入力という設定画面を呼び出せないからだ。
なのでやっつけでアカウントと同期ならびに言語と入力の各設定画面を呼び出せるアプリを自分で作ってインストールした。これで2個以上のGoogleアカウントを使えるし、日本語入力をGoogle日本語入力とNX!Inputで切り替えれるようになった。ちなみにこの方法でモバイルネットワークとテザリングの画面を呼び出してみたらそこはちゃんとふさがれていた。
せっかくrootを取ったのでGmailと設定画面呼び出し自作アプリはrootアプリにしてみた。adb install を使う代わりにadb push /data/local/tmpして/systemをrwでマウントしなおして/system/appにapkをコピーしただけだけど。