ひょんなことからWindows XP Tablet PC Editionのマシンを手に入れた。Compaq(HP)のTC1000というマシンだ。
リカバリCDもついていたので早速OSを入れてみよう。PanasonicのLP-767をUSBでつなぎ、リカバリCD Disk1を入れて起動・・・・動かず。マニュアルを見てみるとこのリカバリCDはオプションのドッキングステーション+オプションのATAPI CD-ROMドライブを前提としているようだ。そんなもん買えるか~!

という事で意地でもこのUSB-CDROMドライブでリカバリしてやる。

  • 九州松下のDOS用USB-CDROMドライバを使って認識させてみる→USB-CDROMは使えるようになったがなぜかCONデバイス(画面とキーボード)が見つからなくなる。
  • 一旦リカバリを諦め家のデスクトップ用Windows XP Home SP1をインストールしてみる→OK。
  • さらにVineLinux 3.2を入れてみた→OK。

以上の話から、次のような手順を考えてみた。

手順

  1. LinuxでもWindows XP Pro/Homeでも何でも良いので、ハードディスクの「先頭に」OSを入れる(Windows2000はSP4当て済みのものならOK)。
  2. 手順1で入れたOSで、ハードディスクの「後ろの方に」リカバリCDの中味を丸々コピー。
    これは、後ろに「3GBくらいのFAT32の基本パーティション」を切ってそこに入れる。この時、他のパーティションはFAT16、FAT32にしない。
  3. USB-FDでもなんでも、MS-DOS(Win98起動ディスクなどで)を起動→手順2のパーティションがCドラになる。
  4. 手動でC:\TOOLS\LANGMENU.BATを起動。後はガンバって(バッチやスクリプト中の「Q:」を「C:」に直すなど)リカバリを動かす。

これでリカバリが動いたのだが、リカバリ後ハードディスクが一つのパーティションになった(リカバリ用の3GBパーティションが消えた)
リカバリ前の構成:hda1=27GB NTFS(仮XP Home)、hda2=3GB FAT32(リカバリCD置き場)
リカバリ後の構成:hda1=30GB NTFS(XP Tablet)
どうやらリカバリCDのスクリプトで、ハードディスクに対してリカバリしているようだ。リカバリ中にパーティション構成が変わるのだが、MS-DOSがそれを認識せずにリカバリCDのDisk2、Disk3を読み込んでいるのだな。

リカバリCD置き場が一番後ろで、リカバリがディスクの先頭から行われるので結果として問題なくリカバリできるという訳か・・・・。まぁ結果オーライ。これから夢のTablet生活が始まる・・・・のか?