Willcomさんちのアドエスくん
Willcomが5月末まで、アドエスなんかを「向こう2年使ってくれるなら」本体タダにしてくれるキャンペーンをやっていた。
さて、良い機会なので先週末アドエスを手に入れちゃったりなんかしちゃったりした訳だが、どうだろうねこれ。位置づけとしては、携帯電話向けカスタマイズ版Windows Mobile 6(Windows Mobile for Phoneというのだったか→追記:見聞きしたところ、Windows Mobile 6 Classic+SHARP謹製電話アプリだそうな。なるほど、通りで電話アプリが死ぬほど使いづらかったのか。)+電話機のボタンとキーボードを兼ね備えたシャープ謹製ハード+W-SIMという構成で、つまり携帯電話にPDA機能を追加したものではなく、PDAに通話機能を追加したものだ。
実際に、触ってみた。
ああ・・・・時をさかのぼる事10年前のあの日、なぜ某電機メーカーのピ○キオが近年まれにみる大失敗をしたのか良く分かるというものである(半分ジョーク)。あのときのイメージ映像(女の人が実際に電話してるとこ)は笑いをとろうとしてるとしか思えなかったよね。
後、電話ではないが世代を重ねる毎に機能アップと共に本体の容積までアップしていった某電機メーカーのLinux Zau○us(全部本気)。いや、私はざうユーザですよ。元。PIシリーズとMIシリーズのモノクロはすごく良かった。
まぁ、そういう意味ではどんどんちっちゃくなってるW-ZERO3は比較的マシな部類に入ると言えなくも無い。聞けば次の世代が出るそうだし。
特筆すべきは付属スタイラスのダメさ加減で、この使いづらさはもう芸術的とすら言える。むしろ「より使いづらく、最高に使いづらく。もっと上の、誰よりも上の使いづらさを。」という開発者の意気込みが感じられてかえって清清しい。
もう一つは、こいつはUSBでパソコンと接続できるのだが、USB充電が「パソコンとActiveSyncでつながっている時」しかできないというもので、そうすると家では付属の充電器、出先ではUSB-ACアダプタ(USB AソケットがついててUSBケーブルで電力を供給する奴)で充電、なんて事ができないのだ。よそのサイトさんでこれを「(SHARPの)嫌がらせ」と表現していたが、最も適切な言葉である。
後、前述の通り通話機能がオマケなのでやはりマナーモード設定や通話中の操作が弱い。先週まで使っていたKYOCERAのAH-3001K通称初代京ぽんの方がはるかに優れている。ま、そこで勝負してないって言われたらそれまでだが。
後は左右キー(画面下部に表示されている、状況依存で機能が変わるキー)が無く、画面タップになってしまう事か。これは意外とものすごく使いづらい。
また、これを「Windows」と思って使ってはいけない。
さて、やはり先人たちも同じ事を考えたようで、色んなソフトが開発されている。それらをさくさくーっと入れるとものすごく使い勝手が向上するので入れておくと良いだろう。私はGSFinderWM5、lock2suspend、WkTask、OffisnailDate、QDs連絡帳、XcrawEx、oneHandCalcとを入れた。他にも良いものがあったら追記していきたい。